レアリゼ歯科クリニック

問診で患者さまの自覚症状を伺った上で、丁寧に検査をいたします。検査結果をわかりやすい言葉でご説明するとともに、患者さまのご希望にもしっかり耳を傾けます。治療の目的から流れ、期待できる効果、メリット・デメリットまで、できる限り専門用語を使わずかみ砕いてお話しいたします。患者さまにご納得いただいてからのスタートとなりますので、疑問点・不安点は遠慮なさらずお尋ねください。

治療中の安全の確保と治療精度の向上、患者さまの負担軽減などのため、治療に入る前に麻酔をし、治療中はラバーダムを使用します。ラバーダムとは患部のみを出して口を覆い、唾液が患部にかかることを防ぐゴム製のシートのこと。日本ではまだあまり普及していませんが、感染防止対策になる、患部に素材をしっかり密着させられるなど、さまざまな効果が期待できるため、当院では活用しています。

いよいよ歯を削って詰めていきます。保険診療における従来の治療法では、接着の強度に限界があり、時間の経過とともに隙間ができてしまいがちです。そこから再度虫歯になってしまうリスクもあります。しかしダイレクトボンディングでは、素材を歯に直接しっかりと密着させ、いわば自身の歯と一体化させた状態であるため、隙間が生まれにくく、再発のリスクを抑えることが期待できます。

治療完了後は日々の正しいブラッシングと定期メンテナンスによって、歯の機能と、見た目の自然な色合い、形を保っていきます。ダイレクトボンディングで使用する素材は、従来のものと比較して歯磨き時の摩擦が起きづらく、長持ちしやすいのも特長の一つです。しかし、それは正しいお手入れを続けてこそのこと。適切なケアにより、治療後の状態をできる限り長く保っていくことが重要です。